LET関東支部 特別研修会

2011年度特別研修会

『宇宙を描く:多次元の眼』

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講師:宇宙画家:岩崎一彰
日時:2011年7月9日 午後3時00分?4時20分
場所:早稲田大学 11号館4階 第4会議室
狙い:岩崎一彰さんは独学で天文学を学び、自ら天体望遠鏡や天文台を多数制作、鋭い視力による観察を元に実証的で華麗な天体の絵画を制作する技法も開発した。その絵画はカール・セーガンや宮本正太郎をはじめ日米の天文学者に高く評価されています。食品の包装デザインを生業とする傍ら、伊豆の高原に自力で屋上に天文台を持つ宇宙美術館を開設して社会教育に貢献しておられます。また歌唱力を生かして、老人ホームを慰問されるなと、その活動は地上でも、大 きく広がり留まるところを知りません。
 今、若者の無気力、夢のなさを憂う声を聞きます。才能に恵まれたとはいえ地方の高校を中退した岩崎さんが、さまざまな出会いを通じて多次元的なものの見方を身につけ、今日に至った足跡を伺って、明日の生徒指導に役立てようではありませんか。【企画と司会:宇佐美 昇三】

2010年度特別研修会

「発音と発声を鍛える基礎トレーニング」

icon_bl_07.png日時:2010年5月29日15:00-18:00
場所:拓殖大学茗荷谷キャンパス:C館403教室
司会:宇佐美 昇三(日本大学)
第1部:15時00分-16時00分
「発音と発声を鍛える基礎トレーニング」
講師:横田安正(演出家)
英語の発音は腹式呼吸ですると通じやすくなります。
日本語の授業でも朗々としたいい声で講義すれば、学習者にも好感をもって理解されましょう。会議で感ずるのは自分自身も含めて、発表者の発声が悪いことです。早口、小さな声でもごもごいう。母音や子音の調音が不十分、これらは体の筋肉が緩んでいるためです。横田さんはテレビ局や舞台で俳優の訓練や演出に当たられた専門家ですので、どうしたらいい声、英語らしい発音になるか、実演していただきます。

「ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動について」

第2部:16時30分-17時50分
講師:五島浩司海上自衛隊1等海佐
 教員は教室の王様と言われます。即時に決断を下さなければならない場面も間々あります。また、外国人同士が話しているとき、とっさに割り込んで自分の意図や情報を伝えるのは難しく、かなりその言語に習熟していても、ためらいがちになりませんか。
 五島一海佐は、ソマリア沖、アデン湾での第1次海賊対処水上部隊指揮官として、日本船を海賊から守るため活動してこられました。国際的な緊張をはらむ場所で、いかに長期間、海外で部下を率いて敵意のある船を相手に任務を果たすか、護衛従事中に別の事件が発生した場合、どのように即応したか。とっさに決断を下す心境は。なまなましいお話を伺います。五島一海佐は米国留学のご経験があり、電子テクノロジーがご専門です。


「授業録画で授業を改善しよう:効果的な録画技術とその考え方」

日時:2010年9月11日(土曜日)15:00-16:15
場所:早稲田大学11号館4階第4会議室
講師:赤堀正宜:桐蔭横浜大学教授(前)、NHK「教師の時間」ディレクター(元)
司会:宇佐美昇三
この夏、横浜でLET五十周年の祝賀会があり、会場のスクリーンには、LETが創立以来、蓄積してきた数々の授業記録映像が次々と流れ、注目されました。
 授業研究では、自分の授業を録画し、先輩、同僚の授業と比較分析し、検討するのがよい方法です。しかしCAIなどの教室はカメラを配置するのには余地がなく、光線は不均一で、教員や学習者の発話は録音しにくく、なかなか良い授業記録ビデオができません。
関東支部では、それでも授業録画部会を設けて、上記の映像を蓄積してきたのですが、最近、その活動も途絶えがちです。
赤堀先生は学校教育現場を経て草創期のNHK教育局に入り、放送教育開発センターで教師教育のための番組を多数制作されました。単に電子的に記録するのでなく何のために録画するのか考えて撮る。その考え方とノーハウは今もNHKの「ようこそ先輩」などに受けつがれているといわれます。
ビデオカメラも小型化し、マイクの性能も向上した今日、困難だからとあきらめず、改めて赤堀先生の経験と考えに学び、良い授業記録ビデオを蓄積しようではありませんか。

演題:映像で記録する授業やイベント

日時:2010年11月13日(土曜日)15:00-16:20
場所:早稲田大学9号館5階第一会議室
講師:長坂光司氏(ナガサカ会長)
司会:宇佐美 昇三
目的:第2回で教育の見地から授業を記録する目的と方法、分析方法をNHK教育番組の元ディレクター赤堀正宜氏から学んだ。第3回の今回は、少ない人数(ひとり)で複数のカメラを操作して授業やシンポジウム、演劇などイベントを記録するノーハウと発想法を学ぶ。
  講師の長坂光司氏は86歳、しかし、若者に負けないエネルギーでアルタミラ洞窟壁画を360度撮影してプラネタリウムで上映、最近は中国、アフリカにロケを敢行、国内ではボランティアで舞踊発表会や、小劇場の演劇を自分が発明した付属装置付の機材で収録し、作品化している。無線を用いたコントローラや、補助レールをつけたワイドアングルレンズ、超ローポジション撮影台などである。嘗てはNHKのマナスル登山の使用した小型撮影機の寒冷地電源を工夫し、今日のデジタルビデオカメラへの道を開いた。
 太平洋戦争中は少年無線技師としてパラオの孤島で機材を改装し、遥かラバウルの軍事通信を東京に中継し、餓死が迫れば独自の食料調達法を工夫して生還するなど、面白いエピソード満載の無線からパソコンまでメディア史の生き証人である。現代の若者にも是非こうした人が本当にいることを知ってもらいたい。(文責:宇佐美)